September 05, 2006

1年たちました

 明日は9月6日、下娘のはじめてのお誕生日です。奇しくも紀子さまと同じ日になってしまいました。1年ちがいですけどね。

 1年間。いやあ、早かった!
 私のなかでは、あの入院生活からまだ2~3ヶ月くらいしか経っていない気がするんですけども。
 しかし目の前の下娘は、立って動き回って這い回り奇声を発し踊り、ときには私を威嚇したりもしちゃったり。あの新生児時代の大きなムシ状態から思うと、脱皮を2回くらい繰り返してサナギほどには進化しています。
 下娘の成長ぶりをみていると、さすがに1年という時間の流れを実感させられます。

 最近の下娘は、急速に「赤ちゃん」を卒業しつつあり、ちょっと「幼児」に片足突っ込んでいます。チャポンとね。
 すごい勢いで自分の周囲の世界に興味が広がっているようで、まだ「ひとりでアンヨ」もできない分際なのに、こちらの意表をつくイタズラなんぞもしてくれます。昨日は、私のハンドバッグをひっくり返し、口紅のキャップを開けてなめていました…。今朝は、ソファの肘あてからダイニングテーブルに飛び移ろうとして、宙吊りになっていました…。
 このまま、どんどん下娘は成長していきます。それは喜ばなくてはいけないんでしょうけれど、いく夏を惜しむように、寂しい気持ちが押し寄せてきます。
 さすがの夫でさえ、最近、「今の可愛いままで成長が止まってくれないかなあ」なんぞと言い出しました。
 上娘のときは、とにかく早く成長してほしくて、「早く、早く!」と思っていたのに、本当に勝手なものです。 

 また、上娘のときに気づいたことですが、子どもの成長は必ずしも曲線を描いて上がっていくものではありません。階段をのぼるようにして、ある日突然、次のステップに上がっていたりします。それは、1歳とか2歳とか、お誕生日のあたりを節目にすることが多いので、これは本当に不思議です。
 1歳を目前にして、急速に下娘は内的成長をしました。
 なんだか下娘の個性の輪郭がくっきりと浮き出てきたのです。
 これまで、ずっと下娘に対する形容詞は「楽な子」でした。泣いているときでも、「お腹が空いた」「のどが渇いた」「眠い」「抱っこして」、たいていこの4種類の要求のどれかで泣いているだけ。その原因を満たしてあげると、瞬時に泣き止むのです。勢いで泣くとか、わけわかんないけど泣く、といったことはまったくありませんでした。
 普通、赤ちゃんってものは、大泣きしているうちに自分でもわけがわかんなくなってしまって、なかばパニックで泣き続けるものだと思い込んでいた私は、ビックリしました。
 こんな、育児書から抜け出てきたような赤ちゃんって本当にいるんだ~。これなら誰でも育てられるわ~。……いや、マジでずっとそう思ってきたんですよ、この1年。

 がっ!がっ、ですよ!
 そ~~んなに甘い甘いスイートな話なんてあるわけがないのがリアル世の中ってもので。
 1歳近くなって、仄見えてきた下娘の性格は、一言でいって「気が強い」。
 とにかく聞きません。ほっといても一人で延々と2時間くらい遊んでくれるゼロ歳児って、なんて出来た赤ちゃんなんだろうと思っていたのですが、要は我が強いんですね。
 自分の要求が通らないと、まるで今日でこの世が終わりかのように泣き崩れてみせるのですが、ほかの事でなだめてもダメ。しまいにこちらが根負けしたりしちゃうんですけど、要求を通してあげた瞬間に、ケロリと泣き止みます。デジタルです。往年の松田聖子のウソ泣きだって、ここまでデジタルではありませんでした。いや、本人(下娘)、ウソ泣きではないんですが。
 やっぱり神様は、そうそう楽をさせてくれませんね。
 この1年、高齢出産の上にもともと体力もない私は、楽チン赤ちゃんにあたって、なんとかやってこれました。
 ……ここまで楽をした分、下娘の成長とともに苦労が増えていくのは、江原なんとかさんでなくても霊視できちゃう私の未来です。

 それでも、やっぱり、お誕生日おめでとう!>下娘
 

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